石荒A遺跡の発掘調査速報
石荒(いしあら)A遺跡は,大島郡喜界町中里に所在します。喜界第2地下ダム建設に伴い、本年5月末から発掘調査を行っています。
調査開始から約2か月が経過し,中世(鎌倉時代から室町時代)のものと思われる遺構や遺物が確認されています。
主な遺構として、掘立柱建物跡(ほったてばしらたてものあと)6棟、土坑墓(どこうぼ)6基、貝殻や動物の骨が出土した溝状遺構(みぞじょういこう)が発見されています。また、遺物では、中国から輸入された陶磁器(青磁・白磁)、徳之島で作られたカムィヤキ、長崎で作られた滑石製石鍋(かっせきせいいしなべ)の破片などが出土しています。
このほか、縄文時代の土器片や、島外から持ち込まれた石を利用して作られた打製石斧(だせいせきふ)や磨製石斧(ませいせきふ)、黒曜石の剥片(はくへん)なども見つかっています。
縄文時代や中世の頃に喜界島に住んでいた人々が、他の地域との交流を盛んに行い、生活を営んでいたことがうかがえます。
今後の調査もご期待ください。


令和7年度刊行報告書のお知らせ
令和7年度は,以下2遺跡の報告書を刊行しました。
※ 報告書名をクリックすると,PDF版を閲覧することができます。
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(62)「南水ヶ迫B遺跡1(縄文時代中期以降編)」
『公益財団法人鹿児島県文化振興財団埋蔵文化財調査センター発掘調査報告書』(63)「野首遺跡」
下原遺跡現地説明会
令和7年12月6日(土),下原遺跡(志布志市志布志町帖)で現地説明会を開催しました。
当日は,集落の方々をはじめ,市内外から180名の見学者が来場し,大盛況となりました。多くの皆さまにご参加いただきましたこと,厚く御礼申し上げます。
下原遺跡は,令和8年2月末まで発掘調査を行なっております。今後も調査成果にご期待ください。




発掘体験エリアでは,ねじり鎌を手に発掘体験。陶磁器や土器の破片を見つけた子どもたちの歓声が響きました。
地層観察エリア。表土から旧石器時代の層まで,鍵となる火山灰を中心に解説しました。





下原遺跡(志布志市)現地説明会の開催について
下原遺跡(志布志市)で現地説明会を行います。
説明会では,調査成果の説明,遺物の展示,発掘体験のほか,県立埋蔵文化財センターの小・中学生の親子を対象とした考古学講座,上野原縄文の森の出張火起こし体験も行います。
期日:令和7年12月6日(土) 小雨決行
日程
12:30 駐車場開場
13:00~13:50 考古学講座 (事前申込み制,先着親子20組)
14:00~15:30 現地説明会,発掘体験,上野原縄文の森の出張火起こし体験
詳細についてはチラシをご覧ください。
多くの皆様のご参加をお待ちしております。
北山遺跡 現地説明会を開催しました!
令和7年10月11日(土)、阿久根市山下に所在する北山遺跡において、発掘調査の成果を紹介する現地説明会を開催しました。
当日は秋晴れにも恵まれ、地域の方々をはじめ,市内外から110名の参加があり、盛況のうちに終了しました。
今回の調査では、約700年前(中世)のものと考えられる大規模な溝状遺構が確認されており、説明会ではこの遺構を中心に調査成果の概要を紹介しました。
参加者は、実際の遺構を目の当たりにしながら、調査担当者の解説に熱心に耳を傾け、活発な質疑も交わされるなど、関心の高さがうかがえました。
多くの皆さまにご参加いただき、厚く御礼申し上げます。今後も調査の進展に応じて、成果を広く発信してまいります。





北山遺跡(阿久根市)現地説明会の開催

六反ケ丸遺跡出土の木製品が紹介されました
六反ケ丸遺跡(出水市)で出土した,弥生時代の木製の弓と木製品が,南日本新聞で紹介されました。
酸性土壌でよくぞ腐らず・・・弥生中期の木製「弓」見つかる 鹿児島県内最古、専門家「国内の発達過程考える上で貴重」 出水・六反ケ丸遺跡(外部リンク)
木製品の3Dモデルは,以下のリンクからご覧いただけます。
諏訪ノ前遺跡(阿久根市)現地説明会
歴史講座「平佐焼窯跡群発掘調査報告」開催のお知らせ
薩摩川内市の川内歴史資料館歴史講座で,令和3年度に行われた発掘調査で判明した平佐焼の窯跡や工房等の窯業関連施設,および出土した遺物について報告会を行います。詳しくは,下記のページをご覧ください。

